こんにちは。東京・練馬のパーソナルカラー診断サロン MEIBIの石塚 瞳です。
よく頂くご質問の中に、
「パーソナルカラー診断の結果って、一度受けたら一生変わらないの?」
といったご質問があります。
似合う色は一度知れば生涯変わることはない、というのがこれまでの定説でした。確かに、原則としてはかなりの方がそうです。
今のところ、この質問にはさまざまな意見があるようですが、
私は 「年齢によって多少変わってくることもある」 とお答えさせて頂いています。
もちろん、年齢を重ねて別人になってしまうわけではないので、似合う色と似合わない色が真逆になる!といったことは無いです。
「似合う色調の範囲が多少ずれる事もある」 と思って貰えるとわかりやすいかも。
暗い色を例に簡単にご説明すると・・・
- 暗い色が似合う◎ =小顔効果で輪郭がシャープに
- 暗い色が似合わない× =顔色が暗くなりクマや法令線などの影が目立つ
といった状態が生まれます。
この「影」というポイント。
仮に全く同じ色素をもつ20歳と60歳を比べたとき、肌の状態が当然異なるので、見え方が自然と違ってくると思いませんか?
年齢を重ねたとき、元々似合っていたダークブラウン(暗い色)が似合わなくなってきたけど、明るめのブラウンやベージュ(明るい色)は似合う!といった人が出てくることがあります。
「似合う色調の範囲が多少ずれる」 というのがまさしくこの状態です。
(もちろん、年齢を重ねても暗い色がお似合いになる方は沢山いらっしゃいますよ~!)
また、似合う色を診断するにあたって、欠かせないのはヘアカラーの色。
お顔周りで広い面積を占めるので、ヘアカラーが大きく変化すると似合う色調範囲はズレます。
どんなヘアカラーをしている時も似合う色は全く同じ!とはお答えしづらいです。
ヘアカラーも白髪染めも、女性のおしゃれや身だしなみとして一般的なもの。
そのため、診断の際はもともとお持ちの色素にマッチする、「お肌や表情が明るく綺麗に見えるヘアカラー」を基準にお伝えしています♪
こんな髪色似合うかな?これから染める予定なんだけどどうかな??って方は、診断の際にお気軽にご相談くださいね。
色の再現性は美容師さんの技術によるところですが、ご希望の色のイメージが正確に伝わる伝え方を全力で考えます!(笑)
パーソナルカラーは一生変わらない、といわれるようになった理由を私なりに考察すると、
「パーソナルカラーはアメリカのイメージコンサルタントが発祥である。」ここの部分にたどりつきます。
広く知られている4シーズンの分類もアメリカで生まれたもの。
アメリカでは個人個人の肌・髪・目の色の違いが元々大きく、人種として生まれ持った肌・髪・目の色の特徴は生涯を通して変わらないですよね。
個人が元々持っている色素そのもの=パーソナルカラー、が元の考え方だとすれば、当然その色は一生変わらない事になります。
でもパーソナルカラーが日本に伝わってきてから既に30年以上が経過しています。
その間、4タイプに留まらない新しい分類の方法や考え方が生まれてきました。
一生変わらない →→→ 変わることもある。この考え方もそのひとつです。
個人の色素と調和する色(似合う色)=パーソナルカラー と考えて、年齢を重ねたときは、似合う色の幅の変化を楽しめるほうが面白い!と私は思います。
10年後の自分に新発見があったら楽しいし、こちらの考え方のほうがファッションやメイクの自由度が高くなると感じています♪
似合う色を軸にして、好きな色をさらに楽しめるような診断ができるよう、これからも研究していきますね!
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